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家族で行こう!自転車の旅
自転車雑記。算数・数学について思いついたことを綴りつつ動画で解説します。
家族で行こう!自転車の旅  Vol.22
Vol.22
次男一人旅編2前回はこちら

続きものです、初めての方は是非Vol1からこちらです

スポーク折れ
 GWに寮にいられない次男、帰ってこられても煩わしいので、自転車を松山に送って一人旅をすることになった。
 北九州でフェリーに乗る日、乗船までに余裕があるからと、荷物をホテルに預けて自転車で博多の繁華街に出かけた時、駐輪場のラックに前輪を引っ掛けてスポークを1本折ってしまった。車輪がぶれてブレーキに引っかかり、ちゃんと回転しなくなってしまった。
 そうなると、スポーク1本取り替えなければならないが、そのホイールはちょっと高級なやつで、それ用のスポークの在庫がある自転車屋さんを見つけるのはほぼ不可能。


次男が一人旅に使った自転車(次男のfacebookより。荷物を宿に置いて佐多岬へ行った時撮影)
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ヨーロッパに居たときの次男の自転車。フレームの三角形の形の違いがお分かりいただけるでしょうか。この違いがロードバイクのサイズの違い。こちらは小柄な女性向けのモデル。


 なので、「前輪だけ取り外して、自転車を駐輪場にロックして、自転車屋さんを探して700cのホイールの一番安いやつを買って、壊れたホイールは送り返せ」と指示。
 こっちでもネットで次男の現在地から一番近い自転車屋さんを検索しているうちに、次男が自転車屋さんを発見。6000円のホイールがあったのでそれを買ったが、壊れたホイールの発送はしてくれないとのこと。

 じゃー、とりあえず、「壊れたホイールに付いてるタイヤとチューブを取り外して新しいホイールにつけろ」と指示すると、「タイヤレバーと携帯ポンプはホテルの荷物の中」だと。なんてマヌケなやつなんだ!自転車屋さんにタイヤレバーが250円で売っていたのでそれを購入して自分でタイヤを買ったホイールに装着。
 その次の問題はスポークが折れたホイールをどうするか。買ったホイールにタイヤもつけて空気も入れたので、とりあえず走行はできる状態になった(ここまでにいろいろやりとりして、最初の電話から1時間半以上が経っていた)。荷物を預けてある前夜の宿泊先まで1.6km。「片手にホイールを持った状態なので危ないからゆっくり徐行してホテルまで行け」と指示。ホテルで近くのクロネコヤマトを聞いて、そこに行くと、当然のことながらホイールを裸で送ることはできないとのこと。

  もちろん自転車のホイールがぴったり入るような都合のいい箱が簡単に見つかるわけがない。 なので、私がGoogle map で近くのスーパーを探して、「スーパーに行って、段ボールをもらい、ガムテープとカッターを買って、2枚の段ボールを広げてホイールをサンドイッチして周りをガムテープでとめて梱包すればなんとかなる」と指示。その通りに作業して2時半に、壊れたホイールはホテルに料金着払いで預けられたとの連絡。

次男が送ってきたホイール
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 フェリーターミナルにも無事ついたとののこと。しかし、時間に余裕がなかっせいか、夕飯を食べるところを探す時間がなく、せっかくの北九州なのに東京でも絶対行かない「サイゼリヤ」だったそうだ。
 翌朝は5時に松山港についてしまい、することがないので唯一空いていたマクドナルドで時間を潰したらしい。
 この一人旅が楽しかったかどうかは、もう親に一々話す歳でなくなったので知る由もない。聞いても、「あー」と言うだけ。自転車には動画を撮るカメラも装着されていたが(一番上の写真の黒と青のやつ)それを観せてくれることもない。


自転車も無事送り返されてきた。。
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西濃運輸の箱はハンドルを外さずに入れられるように横幅が広い。ヤマトだとこのサイズでは大型荷物になってしまうが、西濃運輸は自転車料金

Vol.23につづく

家族で行こう!自転車の旅  Vol.21
Vol.21
続きものです、初めての方は是非Vol1からこちらです


次男一人旅

 高校2年になった次男、例によってGW休みに寮にはいられない。離れて暮らす息子なんて、たまに会えば、ちょっとは嬉しいけど、2日も一緒にいれば十分。よく孫は「来てよし帰ってよし」というけれど、息子とて同じこと。帰省されても煩わしいので、自転車を松山に送るから勝手に一人旅してこいということになりました(多分寮の規則には違反してる)。
 次男の立てた計画は、松山を出発して、四国最西端佐田岬~フェリーで九州~別府~久留米~博多~北九州でフェリー乗船~松山という行程。


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次男のfacebookより

 どうやら、久留米と博多でたっぷりラーメンを食うのが一番の目的らしい。別府では熊本大地震の余震がまだ時々ある時期で心配だったけど、まー大丈夫か。    
 久留米から博多に移動する日、九州地方は暴風雨で心配すれど、連絡は全くなし。宿泊先に電話しても、「個人情報が……」ということで取り次いでくれない。それでもチェックインしたことだけは教えてくれたので生きていることだけは確認できたのでひと安心。

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高崎山自然公園の近くでは国道に猿が(次男のfacebookより)
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どこでどう調べたのか知らないけど、この2軒をはしごしたらしい

 博多からフェリー乗り場に移動する日は、天気も良く、博多から60km先の北九州のフェリー乗り場に夜9時までに着けばいいので安心していたら、昼12時に次男から電話。「スポークが折れた」。駐輪場のラックに前輪のスポークが引っかかり折ってしまったのこと。
 走行距離が60kmでフェリー乗船手続きのリミットが夜9時ということで、時間に余裕があるので、ホテルに荷物を預けて博多の繁華街まで自転車で行って、街を探索してからホテルに戻って、3時頃に北九州のフェリー乗り場に向けて出発の予定だったらしい。
 スポークが1本折れても、それを取り除いて多少ブレても車輪が回転してくれれば60kmくらいならそのまま走っちゃっていいので、次男に「回るか?」と聞くと、「ブレてホイールがブレーキシューに引っかかって回らない」とのこと。
 さてどうするか。

Vol.22につづく


家族で行こう!自転車の旅  Vol.20
Vol.20
続きものです、初めての方は是非Vol1からこちらです


しまなみ海道

 4月から愛媛の高校で寮生活となった次男、寮の規則で春、夏、冬、の長期休暇とゴールデンウィークは寮にいることができない。ゴールデンウィークは寮生活が始まってたった1ヶ月。そんな行って間もない時期に帰省もないだろうということで、私が愛媛に行って、しまなみ海道をサイクリングしようということになった。
 寮は規則でロードバイクはおろかママチャリも禁止なので、次男の自転車はない。私の分だけなら飛行機輪行(りんこう*自転車を公共交通機関で運ぶこと)も考えたが、2台ともなるとそうはいかないので、初日と最終日に宿泊する松山市内のホテルに西濃運輸で輸送した(なぜクロネコヤマトでないのか等は後のプラン立案編で詳しく)


馬島
馬島という人口34人の島。自動車は島民のみ利用可能。自転車はエレベーターで入島できる。⬆

しまなみ海道


 宿はインターネット予約できる宿は軒並み満室。電話予約のみの宿もあり電話してみると、ちょっと耳の遠いおじいさんが、大きな声でゆっくりしゃべるので、こちらもゆっくり、やや大きな声で、日にちと携帯電話番号と人数を告げて予約完了。
 実際に行ってみたその宿は、外観はやや汚く、入ってみると雑然としていて、お世辞にもきれいとはいえない。丁度、私のときと同じように、おじいさんが予約を受けていたが、何と黒電話。大学ノートをゆっくりめくりながら「はい!その日は空いてますよ!」とノートに予約を書き込んでいた。


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写真を撮る前に箸をつけてしまった。右下の魚、肝も刺し身も最高。

 で、この宿、結論から言うと大当たり。気のいいおばちゃんが近くにある温泉施設に車で送り迎えしてくれるし、夕食は瀬戸内海で捕れた見たこともないような魚料理が五品も。そしてそのどれもが美味い。翌年、長男との二人しまなみ海道のときも再訪した(大三島の紺玉)。
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 行程は初日に松山市から瀬戸内海の大三島、二日目に尾道まで、三日目は「は・か・たの塩」でおなじみの伯方島、四日で帰ってしまうと早すぎなので西条市に遠回りで五日目に松山に戻るというもの。
 松山から今治へは道路左に青い線が引かれており、それに従っていけばしまなみ海道に導いてくれる。
 しまなみ海道というのは尾道⇔今治を6つの橋で繫いだ高速道路が通っているのだが、私、自転車はずーっとその脇を走るものだと思っていた。だから今治では青い線に従わずに自動車のインターチェンジに行ってしまい、そこからは入れなかった。引き返して、素直に青い線に従っていくと自転車専用の入口があった。そして、最初の来島(くるしま)海峡大橋を渡り終わると、どんどん高速道路から離れていき、大島の海岸沿いを走るコースとなった。そこで初めて、自転車が高速道路脇を走るのは橋のみということを知った。
 そして、そのように設計したのは大正解。各島は時計回りでも反時計回りでも各自お好きなようにとなっているので、往復する人にとっては行きと帰りで同じ道を通らずに往復できる。橋からの眺めは最高なので、橋部分は行きも帰りも同じで全くかまわない。


旅先に勉強道具を持って行って実際に勉強した人は有史以来、世界中に一人もいないと思っていたら、こんな身近にいた。GW中にいっぱい宿題が出たらしく、次男の荷物は体積で1/4、重さでは80%が勉強道具だった。
伯方島
次男が教えてくれた伯方島のラーメン屋。学校の近くに支店があり、是非本店にも行ってみたいと。行列ができていた。伯方ラーメン。当然塩で

 翌年2月、大学受験の終わった長男と、一緒に行ってくれるのもこれが最後だろうと、同じような行程で冬のしまなみ海道を楽しんだ。
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長男にペダルはフラットとビンディングどっちにする?と聞いたら「フラットでいい」と自分で言ったくせに、フラットだと坂が大変と文句を言う。ビンディングペダルについてはVol.2参照

 しまなみ海道、これは絶対に一度は行くべき。レンタサイクルも充実はしているらしいが、ここは是非とも自分の愛車で。飛行機、新幹線での輪行または西濃運輸での宅配、これらの方法で日本中どこからでもアクセスできる。
 輪行、宅配等についての詳細はまた後で。


Vol.21につづく


家族で行こう!自転車の旅  Vol.19
Vol.19
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ロードレースに参加(2人だけ)
 ハンガリーのバラトン湖から帰ってきて2ヶ月ほど経ったとある金曜日、妻が職場の同僚から「明後日のレースにご主人出るの?」と聞かれたと言ってきた。
 調べてみると、公道全面封鎖して行われる156kmのロードレース。ホームページを見てもエントリー方法は書いてない。すでに締め切っているような感じの記述もある。金曜日がタイムトライアルで土曜日がファミリーイベント。ということは土曜日に行けば大会関係者はいるはず。とりあえずスタート地点に行って聞いてみたら、まだエントリーできるらしい。でもとりあえずだったのでお金を持っていかなかったから、「すぐに戻ってくるよ」と告げて帰宅。
 家族に参加の意志を聞くと、長男と妻は断固拒否。私と次男のみ参加することになった。156km全てを道路封鎖して我が物顔で車道を走れるいい機会なのに。
 1日で156kmはまだ未体験。これまで1日100km以上は何度も経験していて1日の最高は135km。でもそれら全ては15kg以上の荷物を積んでいたり、30kg近いトレーラーを引っ張っていたりなので、ボトルと予備チューブ2本、タイヤレバー・携帯ポンプのみの身軽な装備なら156kmくらい楽チンじゃん?


スタート前の様子 参加者は約1600人
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先導のオートバイ・自動車は40台以上

 そして迎えた日曜日、156kmの部の参加者は約1600人(隣国のクロアチア、イタリア、オーストリアからも多数の参加者)、スタートは先頭が登録されたトップアマ、それ以下は年齢の若い順で、次男は当然第一組で、私は相当後ろ。私が前の組に入れてもらうことはできないけれど次男が私の組でスタートするのはOKとのこと。でも「先にスタートする」だって。「エイドステーションで待ってるよ」などと言っていたくせに結局会ったのはレース終了後のお家。

三輪リカベント、空気抵抗が少ないので速い。3回参加して3回とも遭遇、今年は時速48kmで走行中に抜かれた(リカベント=仰向け)
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レースのいい点の一つ、自分では撮れない写真を撮ってくれること。車両封鎖なのでセンターラインを超えて走行できる(右次男)。


 集団で走ると空気抵抗が減って速く走れるというのは、知識としては分かっていたけど、初めて体験してみてびっくり。下りでもないのに平気で50km/h前後で巡行しちゃう。でもそれはあくまで集団にいればの話。山岳地帯で取り残されて一人旅となった後半は頑張って30km/h がやっと。
 わが家の自転車旅行のコース選びの最重要事項は「坂が少ない」だが、ロードレースのコース選びは「山をいくつ入れてやろうか」である。
 坂に弱いのは実は妻だけでなく家族全員なのだ。次男もこのコースの難所、10kmにおよぶ登りで、「何百人に抜かれたかわからない。俺の人生みたいだ」と言っていた。
 で、結果は156kmを次男は約6時間20分(日本人1位)、私は6時間50分(日本人2位)。全然楽じゃなかった。次男はタイム計測のチップを返却しなければならないことを知らなかったので、さらに家とゴールを往復8km走る羽目となり、疲れ切って夜7時に寝てしまった。(私はその後2回このレースに参加して5時間半までタイムを縮めた)

レースの様子


本帰国
 夏休みは予定通り男3人で一時帰国し、次男は夏期講習、長男は高卒認定試験受験。終了後、一旦スロベニアに戻り、高校受験直前の年末に男3人は本帰国、妻はスロベニアに残り単身赴任。
 次男は愛媛県の学校に入ることになり、4月からは寮生活。長男は高2の末に新しい学校に入るのもなんだし(というかきっとどこも入れてくれない)、高卒認定も取っているので、同級生より一足先に年齢は現役だけど4月から予備校の浪人クラスへ。


次男と二人旅
 次男の受験も終わり、長男の予備校が始まる前の3月、自宅~横浜(40km)、横浜~湯河原(70km)、湯河原~下田(70km)、下田宿泊の翌日にロマンスカーで帰るという、中華満腹・ゆったり温泉の超激ユルコースの自転車旅行を計画した。
 が、長男は「行かね」の一言。妻は日本に居ないから仕方がないとして、こうしてそろって行くことが難しくなっていく。でもそれは子供の成長の証なので、むしろ喜ばしいこと。無理やり誘わず、次男と二人で行った。


西湘バイパス沿いにはいい自転車道も
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急に止まって引き返すから何かと思えば和菓子屋さん

Vol.20につづく



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家族で行こう!自転車の旅  Vol.18
 Vol.18
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次男が日本の高校へ

冬になると雪の降ることも多い。私と次男は3本ローラーの日々。妻と長男はやらない
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ベランダから見えるアルプス山脈 雪に覆われている方が美しい

 クロアチアのクルク島へのサイクリングから帰った数カ月後、日本に居たとしたら長男が高1、次男が中2の冬の出来事。
 妻の職場には1年に一度日本人医師が来て健康診断をしてくれる。健康診断といっても息子たちは血圧を測る程度で、後は先生との雑談である。その雑談の中で進路についての話題になり、次男が「日本の高校に行きたい」と言った。先生との会話中だったので、私は心の中で(おい、おい、初めて聞いたぞ)と言いながらも、本人がそういう希望なら叶えてあげなければ思った。
 次男と話し合って、入学後のことも考え、帰国子女枠は使わずに、5科目きちんと勉強して一般受験することにした。ただ、ロンドン、NY、シンガポール等日本人駐在員が多数いる都市では複数の塾が生徒の争奪戦を行っているが、スロベニアには塾なんてあるわけがない。なんせ日本人は老若男女合わせて150人程度しかいないのだから。
 私は主夫になる前は進学塾の数学講師だったので、数学を教えるのは問題ない。英語、次男はペラペラなので、入試問題に慣れさせるだけでなんとかなるだろうから、過去問集をやらせておけばいい。
 理科と社会はどうする?息子が学校に行っている間に私がその日に教える内容を予習して、それを夕方帰宅後の息子に教えるという自転車操業でいくしかないか。国語は?国語はどうする?んーどうしよう。漢字練習だけでいいや。
 ということで、昼間に理科と社会の勉強をして、次男帰宅後は、夕飯の支度をする時間以外は勉強に付き合うという毎日が始まった。普段はそれでいいのだが、夏休みに毎日一日中付き合うのは私も大変だし、次男もいやだろうから日本の塾の夏期講習に参加することにした。
 長男も日本の大学を一般受験することにしたので夏に実施される高卒認定試験を受ける必要があり、長男高2、次男中3の夏には男3人で一時帰国する予定となった。
 ということで、夏の家族自転車旅行はその年はないし、その翌年は長男が大学受験、そのまた次の年は大学1年生と高2、家族揃って旅行という年でもないだろう。ということで、次の春休みが最後の家族揃っての自転車旅行だ。
 いつもは、自転車旅行には渋々、仕方がないかといった感じでついてくる妻が「最後、最後ってそんなに言わないでよ」と言うが、4人揃っては次が最後だ。


バラトン湖(ハンガリー)へ行く
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自転車道が整備されているのはいいのだけれど、ほとんどが湖の見えない林道
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 例によって、名所旧跡は気にせず、なるべく平坦、3日程度で走るに丁度良いコースはないかと地図を眺めていると、家のあるLjubljana(リュブリャナ)から北東に約300kmの所、ハンガリーにバラトン湖という湖があるのを見つけた。
 調べてみると、内陸国のハンガリーにおいて「ハンガリーの海」と呼ばれるバラトン湖は、周囲が約200kmで、そのほとんどに自転車道が整備されていることがわかった。200kmなら3日間で走るのに、ゆったり・のんびりで丁度いいコースだ。
 妻の上司がバラトン湖に行ったことがあるそうで「あんな所何もなくてつまんないよ。グワーシュというハンガリー料理はうまいけどね」と言われたそうだ。


ハンガリーの”海”
バラトン湖家族
 わが家の旅行の行き先には、いい景色と自転車の走れる道があればそれで十分。グワーシュ(検索ではグヤーシュ)は有益な情報として頭に入れておこう。
 春休み、300km先のバラトン湖まで午前中に行き、最終日に泊まるホテルに車を停めさせてもらい、そこからバラトン湖一周3日間の自転車旅行。おそらく4人揃っての自転車旅行はこれで最後だろう。

グワーシュはたしかに美味しく昼食は2日連続でそれ
ぐわー酒

Vol.19につづく



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家族で行こう!自転車の旅  Vol.17
Vol.17
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自分で自転車を組む
 不本意な旅行となってしまった北イタリア1周。次の旅行計画を立てる前に自転車をなんとかしなければならない。フレームは折れてしまったがコンポーネント(ギア、ブレーキ、シフトレバー等)は無事である。
 そこで、フレームだけ買って、ロードバイク1台を組み上げることに初挑戦することにした。買い揃えなければならない工具も多々あるが今後も役に立つことがあるだろうから購入。

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破格でカーボンフレーム入手
 フレームはベルギーのメーカーのリドレーという、日本で買えば20万円前後するカーボンフレームが約8万円で手に入った。作業は慌てず焦らず、今日はクランクをフレームにはめる、明日はシフトレバー装着と、1日1工程ということにした。そしてついに完成。
 初めて自分で自転車を「作った」。でも「作った」と言っても部品を組み合わせただけで、個々の部品は到底自分で作れるはずがない。例えて言うならプラモデルを作ったのと同じ感覚か。この自転車の完成に自分が寄与した割合はせいぜい5%くらい。でも、たった5%でも自分で手を出すことができるのが自転車のいいところ。自動車だったら走行の本質に関わることは1%も手が出せない。
 組み立てて行く過程で、微調整の仕組みなどをより理解することができ、組み立て工賃(きっと2万円くらい)を浮かせた以上に色々と得るものがあった。これで再び自転車旅行に行ける。

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 (帰国後、日本ではカーボンフレームを補修してくれる会社があることがわかった。値段は4万5千円と安くはないが、思い出の自転車なので復活できるなら復活させたい。修理されて戻ってきたフレームに、前回組み立てた経験を活かしてコンポーネントをスムーズに組み上げて見事に再起させて現在も活躍している。)

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クルク島へ
 秋、雪の季節が来る前に、夏休みほどの大旅行は無理としてもどこか1,2泊で行くにちょうどいいところはないかと地図を眺めていると、家から150kmほどの所にアドリア海に浮かぶ小さな島、クルク島というのを発見した。

 この後のコース選びのポイントで詳しく述べるが、マイカー+自転車の旅行には○○島1周とか✕✕湖1周というのが向いている。
 島には橋が架かっているので車で行ける。ストリートヴューで見ると島に入ってすぐの所にだだっ広い所があるのでそこに車をおいて島の反対側まで50kmサイクリング。そこはアドリア海に面していて宿泊施設もたくさんある。そこで1泊して翌日車をおいた所まで初日と違う道を通って帰るという計画。
 島なので坂が多いが、距離が50kmなので妻よ我慢してくれ。Booking.comでホテルを調べるとどこも軒並みSold out えー、すごい人気。なんとか1軒朝食自炊型の宿が見つかったのでそこを予約した。
 

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 予想通り、島なので坂が多い。4kmもの間8%~10%の坂が続くところもあり、さらに追い打ちをかけるように強風で妻は泣きそう。
 それでもなんとか島の反対側のアドリア海がよく見える所まで着いた。ほとんどのホテルがSold out のはずなのに人の気配がない。いるのは猫ばかリ。どうやら、Sold out ではなく、夏のリゾート地で秋は営業していないだけであった。ひと気のない寂しい感じのアドリア海が美しかった。


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野良猫か飼い猫なのかはわからない
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アドリア海
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 激坂と強風に疲れ果てたのか、妻は宿につくとヒーターを抱え込んで寝てしまった。

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 そんなんで営業しているレストランも少なかったが、唯一やっていたレストランが美味しかったのはラッキーだった。
 朝食は自炊なので、お米を持っていったのを備え付けの鍋で炊いてスーパーで買ったウィンナーをボイル、ふりかけつき。Facebook にこの写真を載せた時「どこへ行っても和食だね」というコメントを頂いたが、これを和食と言ってはいけない。

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上り坂では泣き言ばかりの妻だが、下りになると50km/h超ですっ飛ばしていく。
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Vol.18につづく



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【森半】


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家族で行こう!自転車の旅  Vol.16
Vol.16
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2013年夏 ヨーロッパ自転車旅行第三弾
 リュブリャナから水の都ベネチアまで250km。着いてすぐにサイクリングを始めることもできなくはないが、B&B(ベッド&ブレックファースト)に1泊したほうが車を1週間停めておくことも頼みやすいし、せっかくの有名観光地なのだから初日はサイクリング無しでベネチア観光。

1日中歩き回るのは100km自転車こぐのよリ疲れる。
ベネチア4
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暑い!
 サイクリング初日、ベローナまで120km。順調ではあったが、暑い。ホテルに着くなり、高いのはお構いなしに冷蔵庫の水をごくごく飲む。
 2日目。さらに暑い!道に数キロごとにデジタル温度計が設置されているのだが、その表示が36,36,38,40!そして、さらに運が悪いことに日曜日。なぜ日曜日だと運が悪いのかというと、イギリスでもスロベニアでもイタリアでも原則日曜日は店が閉まっているのだ。もちろん自動販売機なんてものはない。各自2本のボトルは携帯しているが、ほとんど残っていない。
 スーパーがあり、開いてるかどうか確認するために中を覗いていたら、親切なおじさんが2Lのペットボトルの水をくれた。ぬるかったがありがたくいただく。助かった。
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こんな風に、オランダ、ドイツに比べて走りにくいのも断念した要因にもなっている
それでも十分な間隔をとって抜く点は日本よりいい


フレーム破損
 もうすぐ目的地というところで、どんなに一生懸命こいでも妻のペースについていけず、どんどん遅れを取るようになってしまった。いくらトレーラーを引っぱっているとはいえ、平坦な道でついていけなかったことなどなかったのに。おかしいと思い、止まって調べてみると、ブレーキがホイールとこすれている。どうしてそんなことが起きるんだ?
 原因を探すため自転車全体をチェックしてみるとフレームの一部にヒビが入っていた。トレーラーの重みと振動に耐えきれなかったのだ。カーボンフレームのロードレーサーに荷物車は不似合いだったようだ。
 とりあえずは後ろのブレーキのゴム(シューといいます)を取ってしまえば後ろブレーキは利かないが走れる。ホテルももうすぐだし、ゆっくり走って前ブレーキだけでしのぐ。
 
フレーム破損
トレーラーも壊れているわけではないがだいぶ歪んでいる

電車でベネチアまで車を取りに
 ホテルに着いて対策を考えるも、フレームが折れてしまってはこの自転車で旅を続けるのは不可能だ。連日の猛暑、これは神様のお告げ(かみさんのお告げかも)、撤退する勇気を持つことも大事だし、ここは自転車旅行の続行を断念すべきと判断した。
 さて、断念したはいいがこの後どうするかを考えなくては。ホテルで電車を調べると、ブレシアからベネチアまで乗り換え無しで行ける。ということは、翌日私が一人で電車でベネチアまで行き、車を取ってきて、車に自転車を積んでいけばいいのか。ホテル~ブレシア駅、ベネチア駅~ホテルはそれぞれ結構な距離があるが、そこは私が長男の自転車に乗っていけばいい。ヨーロッパは電車にそのまま乗れるのが本当にありがたい。


ベニスまで電車
 翌日、妻と子供達にブレシア観光しててもらっている間に、自転車&電車でベネチアまで行き、車に自転車を積んでブレシアに戻り、そこで残りの3台も積んで、ミラノに向かった。
 ミラノの次はパルマ。車だとあっという間に着いてしまう。ほとんど記憶に残っていない。パルマハムは食べなかったようなきがする。
 パルマの次はボローニャ。車だとあっという間に着いてしまう。ほとんど記憶に残っていない。スパゲッティーボロネーゼは食べなかったようなきがする。
 残りの2箇所はホテルのキャンセルが可能だったし、子供達も行かなくていいというので、予定より2日間短縮してボローニャから直接スロベニアに帰ってきてしまった。
 こうして、残念ながら2013年北イタリア1周予定の自転車旅行は2日走っただけで終わってしまった。この借りはどこかで返さなければならない。しかし、全員でそろって行ける期間はもう残り少ない。
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ミラノ大聖堂


Vol.17につづく



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青木松風庵

家族で行こう!自転車の旅  Vol.15  
Vol.15
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ボンゴフレンディー

 日本からイギリスに引っ越すときに車は輸送することにした。こういった一般的でないことを提案すると妻は即座に反対する。だから、自転車旅行は提案ではなく決定事項の伝達という形式をとっている。
 車の輸送は調べてみれば40万円ちょっとで送れる。10年乗った汚い傷だらけの車なんて売っても5万円にもならないし、向こうで車を買うのには最低でも100万円はするだろう。イギリスは日本と同じ右ハンドルなので、持っていく方がリーゾナブルだ。傷だらけの車に乗るのは恥ずかしいから、傷を直すならという条件で妻から許可がおりた。

IMG_7938.jpg
 ↑俺↑俺
 ボンゴフレンディーというマツダの車で、屋根が上がってそこに2人、下もフラットになって2人、ちょうど家族全員が寝られるようになっている。日本ではよくこれでキャンプを楽しんだ(キャンプをするなら晩秋の本栖湖が一番のお薦め、区画されてなくて地面で焚き火ができる)。
 スコットランドでキャンプした時、わが家は同じキャンプ場に2泊した。初日、近くにボンゴフレンディーがやってきた。この車は2005年に生産終了となっており、生産開始から1度も海外輸出・販売されたことはないのに。
 キャンプをしているのはどう見ても日本人ではない。何気なく近づいて車を見てみると「保管場所標章 栃木県」のステッカー。翌日そのボンゴフレンディーはいなくなったが、またボンゴフレンディーがやってきた。どう見ても色が違うので別の家族だ。やはり日本人ではない。またまた何気なく近づいて車を見ると「交通安全守護 氷川神社」のステッカー。
 その後もイギリス滞在中15台位は見た。うちと同じように持ってきた人から買い取ったのだろう。うちも引っ越すときに、大家の方から是非売ってくれと言ってきた。
 ヨーロッパではキャンピングカーが盛んで、高速道路で見かける台数はざっと日本の10倍以上といった感じだ。キャンピングカーは高くて手が出せない人がボンゴフレンディーを欲しがるのだろう(マツダさん、日本では売れなかったようだけどヨーロッパなら売れますよ、多分)
 スロベニアに引っ越す時には流石にハンドルが反対なので手放すことにした。

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さよならボンゴフレンディー よく活躍してくれました。まったく洗車しなくてゴメン

ルーフキャリアー
 スロベニアでは妻の前任者からボロボを買うことが行く前から決まっていたので、「車の型番年式を詳しく聞いてくれ」と頼むと、やり取りするのが面倒だから「そんなのいいじゃな」とつれない。「ルーフキャリアーを取り付けるバーをこっちで買っていく必要があるから聞いてくれ」と言うと、「そんなの向こうで買えばいいじゃない」とあくまで連絡をとりあうのが億劫な様子。「ルーフバーは車の型番年式によって全部違うから向こうで手に入るとは限らない。イギリスでなら確実に売ってる」と力説して何と聞きき出してもらい、日本でいうオートバックスのような店でルーフバーを購入していった。これで自転車4台車に積める
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フェンダーが錆びてるから”ボロボ”なのです。 値段 下1台<上4台

イタリアへ

 ブレッド湖へのサイクリングでスロベニアから自転車で国外に出るのは難しそうだとわかったから、夏休みのヨーロッパ自転車旅行第三弾は、車で国外脱出して車を置き、そこを起点に円を描くようなコースにすることにした。条件はたった一つ、妻のために、「坂が少ない」だけ。なので、北に見える美しいアルプス山脈方面は除外。家から250km先のイタリアのベネチアまで車で行って、そこを起点にミラノ方面を回る北イタリア一周ということにした。
アルプス山脈
アルプス山脈は眺めるだけにしておこう。

Vol.16につづく


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【森山ナポリ】

家族で行こう!自転車の旅  Vol.14  
Vol.14
続きものです、初めての方は是非Vol1からこちらです

スロベニア編
 2013年3月妻がスロベニアに転勤になった。スロベニアの首都をご存じですか?私、大抵の国の首都は知っていますが、知りませんでした。今では流石にスペルも間違えずに書けるようになりました Ljubljana 。
 日本から行くときには直行便がないので乗り換えが必要です。ANAのチェックインカウンターの職員とは毎回同じやり取り。「お預かりしたお荷物は最終目的地の………」私「リュブリャナです。読めないですよね。私も最初読めませんでしたから」国もスロバキアとよく間違われますが、スロバキアは旧チェコスロバキア。
 スロベニアは旧ユーゴスラビアです。オーストリアの下、左がイタリアで右がハンガリー、下はクロアチアです。パックツアーのパンフレットを見るとクロアチアのドブロブニクは人気らしく、そこのついでにスロベニアが1,2泊ついている場合が多いようです。

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断崖に建つブレッド城. レジェンド葛西
 
 で、そのついでに寄るスロベニアで行く観光地が「絵に描いたように美しい」と言われるブレッド湖。首都から55km北にあります。そこからさらに北、オーストリア国境近くに、世界に5つしかないスキーのフライングジャンプ台があります。スロベニアで最も有名な日本人は断トツで葛西紀明です。

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自転車事情
 スロベニアの自転車事情はどうかと言うと、首都中心部に自転車道を整備しようという意気込みは感じられ、まーまーなのですが、日本でよくやってしまう間違え、歩道に自転車道を作ってしまう箇所も時折見られます(写真右上)。首都中心部についてはオランダを95点、日本を10点としたら60点といったところでしょうか。
 一方、郊外はどうか。首都の中枢から5kmも離れると上の写真の下のような風景になります。家を起点にほぼ信号なしで円を描くような30km~60kmのコースを何種類も作れるので普段のトレーニングには最高です。


ブレッド湖へ行く
 自転車にいい季節になった5月下旬、こっちに来て最初の家族長距離ライドに出かけることにした。目的地はやはりブレッド湖。なんてったって絵に描いたように美しいのだから。家から55km。泊まりだと荷物も増えるので、日帰りにすることにした。
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 しばらくは順調に走っていた。しかし、この国の自転車道整備は無茶苦茶であることが露呈した。上の写真ように幹線道路沿いにいい自転車道が整備されていて調子良く走っていると、突然それは終わる。
 単に終わって、その後は「我慢して車と一緒に走ってね」と言うならまだ許す。しかし、その先の道路には「自転車通行禁止」の標識が。
 向こうから地元のサイクリストがその自転車通行禁止の道路を走ってくるので、俺は「行きゃいいじゃん」と言いたいのだけど、私と違って、とにかくイリーガルなことを嫌う妻と子供達にそうは言えない。

 仕方なく、幹線道路から外れ、細い道を迷いながら進み、結局55kmの予定が75km走リ、時間も予定より大幅に遅れて到着。帰りも同じように迷いながら帰るとなると大変なので電車で帰ることにした。
 時刻表を見ると「13時、今は3時だから無理で次は、えーっと17時!」ま~それでも輪行袋に入れずにそのまま乗れるのはありがたいか。

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 電車を待ちながら、「どうやらこの国では家を出発して国外に自転車で抜けるのは難しそうだな、夏のコース選びはオール自走は諦めて車か電車併用しかないな」などと考えていた。そして、電車が来て乗ってみると、「こりゃ、電車もダメだ」と思った。バラさずに乗れる点はいいのだが、とにかくのろい。
 後日調べてみると、リュブリャナからの国際電車はあるにはあるが、どれもこれも異常に長時間。「世界の車窓から」のように、いい調子で国境を通り過ぎていく電車は西欧だけのようだ。
 なので、夏休みの自転車旅行は車に自転車を積んで何処かに行ってそこを起点にコースを考えることにした。

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Vol.15につづく


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家族で行こう!自転車の旅  Vol.13
Vol.13 
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さらば英国

 年明けには妻が転勤になることが決まっていたので、イギリスでサイクリングできる機会も残り少ない。イギリスは11月を過ぎると寒さも厳しくなるし日没も早いので自転車には不向きだ。
 10月下旬、欧米の学校にはハーフタームと言って学期の中間に1週間の休みがある。それを利用してイギリス最後の家族サイクリング。
 例によって名所旧跡を訪ねる気はない。英国の(厳密にはグレートブリテン島の)西の果てにでも行くかということになった。地名は西端にふさわしいLand’s end。

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 Land’s endの手前35kmくらいの所、家から450kmの街まで車で半日かけて行き、翌日、Land’s endを中間点とした半島1周67kmのコース。
 朝、小雨が降っていて気温は5度。さらに激坂の連続に妻は泣きそう。西の果てに着くも、当たり前だがそこには海があるだけ


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こんな気の利いた監視カメラの看板
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 翌日はダートモアという直径25kmもある広大な国立公園。平らな区間がほとんどない。でも、眺めだけは最高。
 さすがに、くまなく自転車で回るのはちょっと無理なので、中心部まで車で行って、そこを起点に50kmほどサイクリング。

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 車から降りてみると10月下旬なのに氷が張ってる。
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広大な大地にたくさんのサイクリスト

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やはり坂に弱い
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この家の床はどうなっているのだろう?
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 これで英国編は終了です。次はスロベニア編です。

Vol.14につづく



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#自転車  #旅  #家族 #ロードバイク #旅行  #親子



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